厚生年金保険料率の引き上げについて
本日は厚生年金保険料率の変更について、ご紹介します。
まず、厚生年金保険料は、
【標準報酬(給与の平均額) × 厚生年金保険料率 = 厚生年金保険料】
上記の計算方法で計算され、被保険者と事業主とで半分ずつ負担します。保険料計算の基礎である保険料率や標準報酬月額等級は、一定期間毎に見直されることになっています。
■厚生年金保険料率の変更
厚生年金保険の保険料率は、平成27年9月分(同年10月納付分)から、0.354%(坑内員・船員は0.248%)引き上げられ、18.3%(本人・会社負担9.15%)となります。
2004年(平成16年)の「年金制度改正」によって、2004年10月以降、毎年9月に0.354%ずつ段階的に引き上げが行われてきましたが、今年度の引き上げをもって18.3%で当面固定化予定となっています。
9月分の保険料は、10月支給分から控除されます。経理社員の皆様は、10月の給与計算時に保険料率の変更を忘れないようにご注意ください。