経理代行のメリット・デメリット
【経理代行のメリット】
1.コスト削減
経理担当者雇用による人件費が不要になります。
また、パソコンや会計ソフト等の購入費用、家賃等の経費も削減できます。
2.的確な作業
頻繁に行われる法改正の内容を理解する必要がなくなります。
また、会計ソフトの操作方法などを覚える必要もなく、パソコン操作が苦手な方には大きなメリットです。
3.業務に専念できる
煩雑な経理業務に割く時間をカットすることで、本来の業務に専念することができます。また、勤怠管理等のチェック・新規採用にかかる時間等もかからなくなります。
4.効率化
社内・個人レベルでの独自の仕訳方法等、非効率な業務を改善することができます。
【経理代行を使うデメリット】
1.社員の育成ができない
経理代行は経理業務の一部を社外へと切り出すため、社内での経理業務の知識・経験向上にはつながりません。
2.情報の外部流出の危険性
経理代行を利用する場合、領収書等の必要書類を送付することになります。送付先間違いや紛失に、細心の注意が必要となります。
3.派遣に比べ、料金が高額になる可能性 がある
経理代行は従量制により、仕訳数や伝票処理数等で派遣社員よりコストを抑えることができますが、オプションサービス等により結果的に同等かそれ以上の費用がかかる可能性があります。しかしながら、希望する期間に相応の能力を持つ派遣社員を採用できるという保証はありませんので、上記をデメリットと考えるかどうかはケースによります。
上記のように経理代行にもメリット、デメリットが勿論ありますが、個人や少人数で事業を運営している場合や、パソコン作業が苦手な方にはメリットの多いサービスといえるでしょう。
経理代行を検討されている方は、余裕があればまず会計ソフトの入力をご自身でされてみて、どの程度の負担がかかるかを確認されることをお勧めします。